フルサスペンションカフェレーサーの定義 フルサスペンションツアラーに、ドロップバーを装着したロードレーサータイプの自転車。

◇フルサスペンションカフェレーサーの特徴

快適性

確かに快適。これが味噌。前後サスペンション(フルサスペンション)は、荒れた舗装道、コンクリート道路、未舗装道路はもちろん、橋など道路のつなぎ目、歩道への段差越え、側溝のメッシュのふた(目の粗いやつは特に恐い)など、衝撃をやわらげてくれる。空気圧を標準にしておけば、スネークバイトによるパンクはほとんどないと思う。また、エンジン(脚力や体力)にもよるが、ロードレーサーに負けないくらいのスピードは出せる(ave.30〜40km/h)。
フルサスペンションによる適度な衝撃吸収や自転車をこぐ際のサスの沈み込みは、その筋の人から言わせると、逆にパワーロスに繋がるらしいが、ここでは、肩のこらない快適なロードツーリングを最優先に考えます。リアサスペンションはこちら。

用途

肩のこらない快適なロードツーリングが主な目的。ロードレーサーが履いている700cサイズのリムおよびタイヤは、ディスクブレーキ用ハブで組上げればフルサスマウンテンバイクに使えるので、取り替えてしまおう。「26inchのスリックタイヤでいいじゃん!余計なお金もかからないし。」と言われるかもしれないが、違うんだなぁ、700cは。タイヤ幅が20mmまで細くなると転がり抵抗が少なくなるのと、やはりロードレーサー用ということでそもそもが軽い。主に自分が履いているタイヤは1本170g〜200g。以前履いていた26inchスリックで535g。この違いは前後となると相当のもの。マウンテンバイクに見られるブロックタイヤは語るに及ばない。また、直径が大きくなるので慣性モーメントの働きにより、スムーズな回転に繋がる。とは言うものの、空気圧はきっちり固めにしないといけないが…。マウンテンバイクで、のんびりとロードツーリングをするもよしだが、一度その快適性に触れてみて欲しい。
また、ドロップハンドルという、自転車の歴史からして偉大なる発明品は、ツーリングをよりスポーティなものに仕立てる。長距離ツーリングでは、握る部分によっていろいろな姿勢がとれるため、疲労が緩和されるというメリットも大きい。何よりもポジション的に最大の敵である風の抵抗を小さくできる。

カスタマイズ

かなりかっこいいと思う。むしろ個人的にはスパルタンと思っている。その上カスタマイズがおもしろい。本来のコンセプトからして、ロードレーサーにマウンテンバイクのパーツをインストールすることは考えにくいが、逆にマウンテンバイクに流用できるロード用パーツは結構多いのだ。中でもディスクブレーキは実用的かつ、ロードレーサーとの差別化のひとつとして際立つ。びっくりしたのは、その扱いやすさ。自転車用?ってバカにしてたわけじゃないのだけれど、いざ使ってみて、そのコントロールのしやすさには驚いた。モーターバイクと変わらんやんか!雨天走行やいろいろな条件下で減速の安全面を言えば、ロードレーサーのブレーキよりも上だな。きっと。40km/h以上で公道を飛ばしまくる(失礼)サンデーロードレーサーにこそ、ディスクブレーキを付けるべきと思う(最近付きだしたけど…)。


Full Suspension Cafe Racer を作ろう!


2人乗り用ピリオンシート(子供に限る)も物によってはかっこいいしそのスタイルも流行るかも?これは、ダウンチューブとフロントタイヤにある程度のクリアランスがないとできない技なのだ。よってロードレーサーには装着は難しい。(つける人はいないか)

最後になりますが、大切なスポーツバイクは、絶対!室内保管がおすすめです。

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