Parts

FRONT FORK

RockShox SID RACE
軽量化と強度を両立させたリアルレーシングモデル。コラムカット後の重量1.2s。ハンドリングの軽さと路面追随性の良さには驚いた。とにかくよく動く。舗装路でのグリップ力(ここでは下り坂やスピードコーナーを言う)についても、調整次第では、前後リジッドであるロードレーサーよりも高く、かつ安全であるかもしれない。ストロークも十分というかちょうどいい。
この『ストローク量』について…、よく雑誌やカタログ集で、この機種のスペックとして「トラベル量63mm〜80mm」と表記されている。最近流行の可変ストロークということで、インナーチューブの上部(クラウンとの接合部)に、切替え用のダイヤルでもついていて、路面状況に応じた選択が可能であると理解していた。ところが、この表記の意味は、チューブ内に「付属」の取外し可能なスペーサー(ストッパー)を取り付け、初期17mmの伸縮部分を強制的に縮めてしまうことによりトラベル量を63mmにもできる、ということ。これを取り去ってやれば、80mmに伸びるということなんだけど、このストッパーを付けたりはずしたりするにはフルオーバーホールが必要で、取扱店に頼んだ方が無難というオチ。

フロントフォーク
前輪を支持する脚のこと。Front(前部にある)Fork(また状のモノ)。針路維持、変更の役割を担う重要な構成物。特にロードバイクでは、フロントフォークの性格がバイクの性能を決定すると言っても過言ではない。フランス語ではForcella(フォルセーラ)。

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