change our bicycle culture スローガン:我々日本の自転車文化を変えよう!

理念:自転車走行がスポーツとして、また自転車を所有することがファッションとして広く根付くように努める。

方針:自転車の使用目的が快走自転車(一般的にはママチャリ)と、スポーツ用自転車(以下、スポーツバイク)で二極化となる状態を目指す。

スポーツバイク使用による効果目的:

@健康維持、体力増強、ストレスの解消につなげる。(フィジカル面:physical beauty)
Aひとつのスポーツ、趣味に携わっているという満足感を得る。(メンタル面:mental health)
B環境保護。(エコ面:environmental protection)

◇阻害要因:(羅列)

@あいまいな交通指導

本来、道路交通法上『軽車両』である自転車は、交通法規遵守という絶対的なルールがあるにも係わらず、実情はこれらがほとんど無視された状態で使用されている。交通社会において、あまりにも自由すぎる乗り物である。背景には、『歩道』を走って良いとされるあいまいな行政指導があることもひとつの原因である。行政や警察相手にあれこれ注文をつける前に自分たちでルールを作っていきたいものだ。

A自由が過ぎた自転車の使用状態

いわゆるママチャリ(に準ずる自転車)に多く見られる交通マナーの悪さ。交通指導がそうであるため歩道走行を悪とはできないが、それにしても、歩道を我がモノ顔で飛ばす者、人ごみにも係わらず乗ったまま割って入ったり、蹴散らかすようにベルを鳴らす者、前から人がくるのが見えていても2台平走をやめない者、信号無視など、いたる歩道で散見される。これらは、道交法上『(集団)危険行為』と言っても過言ではない。
放置、違法駐輪についても言語道断である。人の集う場所には必ずと言ってよいほど、多くの自転車が放置されている。これらを避けて通る歩行者の身になって欲しい。車椅子の方や、小さな子供連れや、大きな(多くの)手荷物を持った歩行者には迷惑極まりない。

B所有者、使用者にひもつかない自転車

こちらも行政に係わることだが、そもそも自転車には制度的な『登録』という概念がない。これらは、結果的に盗難や放置をまねく原因となっている。

C安すぎる快走自転車

このような環境のもと、盗難にあっても惜しくない自転車、放置していても気にならない自転車、捨ててももったいなくない自転車が売れ出す。これは売れれば良しとするメーカー側の責任でもあると思う。

D何故かしらファッションと切り離されている快走自転車

原動機付自転車にも言えることであるが、なぜか快走自転車は、ファッション的に問われることがない。単刀直入に言うと、きたない自転車、ダサイ自転車でも平気なファッションリーダーが多い。普段ファッションに敏感な若者であっても、自転車や原付については「脚がわりだから」と言い訳しながら平気でいる。洋服やアクセサリー、髪型やお化粧、車や携帯電話にはずいぶんこだわる若者が、駅までは、汚らしいサビサビでほとんど空気の入っていないペチャンコのタイヤのママチャリに大股開いてダラダラ乗っている風景を良く目にしないですか?自分にも心当たりはないですか?マスコミはもっとこのあたりをファッションという切り口で、バッサリと削ぎ落とすべきと思う。

E世襲

国内において、世代がかわっても、自転車文化が変わらないのは、子供への教育が全く無いためである。どこかで、ここにメスを入れないと、何十年たっても自転車の社会的地位はあがらないだろう。自転車は小中学生で卒業なんて誰が決めたのだろう。誰も言ってないけど、この世の中そうなってませんか?

F知られざる技術革新

シマノ製品に見られるように駆動系、制動系における技術は、ここ数年で飛躍的に伸びている。にもかかわらず、この進歩が広く認知されていない。変速は3×11段まできており、ストレスの無いインデックスシステムや、使い勝手の良いデュアルコントロールレバーが開発され、各パーツの強度、精度は向上し、軽量化がはかられ、芸術的でそれでいて何よりも廉価(個人的意見)である。その他自転車を構成している各パーツも、ハイレベルなものになってきている。この技術革新については欧米人だけが喜んでいるように思える。メイドインジャパンは、この分野で語られても良さそうなものなのに…。だけどシマノは国内における現在のスタンスは当面変えないであろう。世界が相手だから。
話はもどるが、これらの技術革新についてどれだけのお父さんが知っているだろうか?そのお父さんも、今から30年前ぐらいに、『カチカチ』とトップチューブについた、変速機(車のオートマチックレバーみたいなヤツ)にはくびったけであったと思うが。これこそがシマノのインデックスシステムSTI(Shimano Total Integration)の原型であったことを知ってるかい?
自転車産業振興会というものがあるなら、これら技術について、マスメディアに打って出ていただきたいものだ。その技術をまのあたりにし、幸いにも触れることができたなら自転車に対する考え方、見方が少し変わると思う。

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