ひとりごと(すべてはここから)

2001年12月9日、MTBを衝動買いした。理由はいたって単純。40歳手前にして体重が70kgに近づいてきたので、何か運動せねば、やばいと思ったからだ。まじで。前々から、自転車には多少興味があった。いつかは乗りたい、いや、乗るんだろうなぁと思っていた。矢先に、会社先輩の紹介で、とある専門店に足を運ぶことになり、先輩や店長さんに薦められるまま、2001年モデルのGT i−DRIVE6.0を購入した。2001年モデルは間もなく年式遅れとなる手前、20%OFFのセール価格となっており、即購入ということに。多分浮かれていたのだろう、うれしがって小物をいろいろ買ってしまった。

購入に際して

衝動買いとはいえ、前もって考えていたことがある。それは自転車を運動の為の道具としてとらえるだけでなく、ギアとしてどういうふうに係わりあい、つまり自転車そのものを趣味としてどういうふうに掘り下げていこうかということ。趣味のひとつであるモーターバイクを通じても言えることなのだが、自分の携わり方については大きく分けてふたつの傾向があるようだ。乗ることと、さわること(もうひとつ言うなら飾ること)。なので、自転車購入に際して、店長さんにたずねたのは「おそらくパーツをほとんど変えてしまうと思うので、ベース車両として適当な物はないですか?予算としては10万円ぐらい…」ということ。そこで薦められたのがGT i-DRIVE6.0だったのだ。

おどろき

購入時はあまり気にしてなかったんだけど、いざ乗ってみて驚いたことがある。自転車そのものの快適性は言うまでもなく、それにもまして、フレームに付いている各パーツの性能の良さと、精巧な作りには正直脱帽した。特に制動系および駆動系パーツ(コンポーネント)のそれには驚いた。知ってる人には当たりまえかもしれないが、自分の場合は、中学生ぐらいで自転車に乗ること自体から遠ざかっていたので、今回の購入までの間、約20年間が空白であった為、その間の自転車の『進化』を目の当たりにしたのだ。ブレーキはよく効くし、変速のストレスもない。走っている途中、足を止めてもフリーホイールハブ(後ろのタイヤのギアのあたり)のカチカチカチというラチェット音すらしない。決して高価なパーツではないのだけれど、購入時にはSHIMANOのMTB系コンポーネントAcera(アセラ)3×8スピードがついていた。初めてコンポーネントという言葉を耳にした人に解説しておくと、「変速機、シフター、クランク、チェーン、ハブ、スプロケットなど、主として変速、駆動系周りを中心とした自転車用パーツの総称。変速性能などを追求していった結果、コンピューターを駆使した非常に精密かつ微妙な専用設計になったため、同一メーカーでチェーンもスプロケット(ギヤ)も統一しないと性能が発揮できない。」というもの。3×8スピードというのは、所謂、24段変速。フロントホイール(ギヤ)が3枚、リヤスプロケット(ギヤ)が8枚であるということ。話が進むにつれ追々わかってくると思うので、ここでは、これぐらいにしておきます。

パーツ交換(インストール)

ノーマルスペックのまま、そこそこ走り自体を楽しんだ後、ただちにパーツ交換を開始した。この場合、購入先など専門店で見てもらう手もあるだろうけど、極力自分でやりたいと思った。先に延べた『ギア』としての興味が益々わいてくる。そして、だんだん、それが加速していく。まずは、飾ることから。性格が出てるなぁ。最初に装着してみたいと思っていたのがメカニカルディスクブレーキ。ディスクブレーキは、モーターバイクでは当たり前のブレーキシステムであるが、おもしろいのは自転車には、油圧式とは別に、ワイヤー式の(購入時に付いているブレーキレバーおよびワイヤーケーブルがそのまま使える)ものがあるということ。ディスクブレーキは外観上、非常にインパクトがあり、高級感があり、なおかつコントローラブル、同時に安全性が高まる。多少の重量増を差し引いてもメリットとしては有り余るものがある。そして何よりもかっこいい。ただし、これを装着するには、ハブ自体も替えなければならない。ディスクローター(ディスク板)の取り付けができるハブが前後必要になる。なので、早速、SHIMANOのメカニカルディスクブレーキセットおよびCYCLE DESIGNのホイールセット(ALEXリムFD26−32H、KKハブ)を購入した。この取り付けについては特に専用工具は不要。今回は、変速系の変更。3×8スピードを3×9スピードに。
これから始まる、愛車とのふれ合いは、本編で存分に書き下すことにして…。以下に自転車を取り巻く環境などなどについて思うところを述べてみる。

ファッション

本編でとりあげている、我がスタイル(FSTやFSCR)のファッション性について。XC(クロスカントリー)レーサージャージはもちろんのこと、ロード系のやかましいレーサージャージも似合うと思う。もともとダート系なので、アウトドアや不良っぽいもの、ジャンキー、ストリート、バイカーズから、タウンカジュアルまで幅広いと思っている。ツーキニスト、メッセンジャーに代表されるファッションも、ど真ん中であると思う。ロードレーサーではストイックなファッションに限定された(まんざらでもないが…)スタイルをよくよく見かける。難しいと思うのは、それ以外でロードレーサーを駆るには、乗り手のセンスが問われてしまうと思う。
ヘルメットやグラスはロード系がスピーディーな印象で良いと思う。ストイックなロードレーサーに追い抜かれてもあたりまえ。カモってやればしめたもの。これってあえてファッションにしたいものだ。

周辺環境

自転車のりにとって、自宅のある明石市は京阪神、広く言えば近畿2府4県の中で、最高のロケーションと思う。淡路島、フラットなR2、山あり谷あり。冬は瀬戸内なので温暖な方。風も適当に吹く?明淡汽船は自転車もオッケー。大型艇の場合、客室への積み込みとなる為、潮風の心配がない。また、子供は無料。隣の桟橋からは富島行きジェノバラインってやつもある。明石〜西明石から新幹線を利用した輪行、三宮付近から発着のフェリーを使った輪行が容易。
須磨〜垂水〜舞子〜大蔵海岸のロケーションは自慢できる。子供と2人乗りするのも安全な場所が多い。ツーキニストも増えるのでは?
1時間以上の連続走行が、比較的気持ちよくできる環境。淡路島は外周を素直に回れば150km強。走り応えあり。

趣味への訴求

趣味の善し悪しをかたるのは止めた。無趣味という人にも、多分何らかの興味のあることは必ずあるはずだし、それらへの関わり方など千人いれば千通りあるはずだから。強要はしない。ただし、聞きたい人、何かを見つけようとする人に対しては、自分の経験は話せるし参考程度に自分の趣味への携わり方はお薦めできる。

商売開始を意識

まだまだ少ないが明石市大蔵海岸の施設を見ていると、健康、スポーツ関連がひとつのかたまりとなるかもしれない。市の方では、店舗誘致も考えている(頭を悩ましている)はず。商業施設の情報は、とっておかないと。ベンチャー性には欠けるがひょっとして資金援助が得られるかも。市役所にでも行ってみるか。先に述べたとおり、明石市は立地として抜群なので、ひょっとして『サイクルスポーツの町』というふれ込みができるかも。昼網、たい、穴子、蛸、子午線、海峡大橋、フェリー(汽船)、夏は海水浴&花火、冬?ツール・ド・淡路でしょ!サイクリングロードを作ったり、駐輪に工夫を凝らしたり。開発情報も必要だなぁ。町作りとして、これが認められた場合、ひと肌もふた肌も脱ごう。確か競輪場もあったなぁ。イベントも組みやすいだろうなぁ。おしつけはしないが、将来子供が自信を持って引継げるようにしておきたい。…などと、いつもの妄想モードに入っている自分。

マーケティング

少子高齢化の進展で、団塊の世代を中心にしたシニア層が、新たなマーケットとして注目されている。人口動態が変わる以上、市場が変わるということ。シニア市場の規模は近く95兆円、いずれ100兆円を超える模様。現在、50歳以上の人口は成人の半数で、20年後には全人口の半数になるという試算。従来のシニア像を捨て、顧客の声に忠実であり続けることか秘訣かと。シニアは買い物慣れしているごまかせない相手。東京都内の50〜65歳の生活者500人と事業所1000社にアンケート調査した結果、アクティブなシニア像が鮮明に。
「年寄りっぽい格好はしたくない」(93%)
「若いころの趣味やレジャーをもう一度」(68%)
「趣味を通じ友人を増やしたい」(82%)
自分を実年齢より平均で14歳若いと認識している(まるで自分みたい)。
団塊シニア、団塊ジュニアおよび団塊ジュニアのベビー(3世代)

ニューシニアの特徴キーワード『CONCIERGE(コンシェルジェ=案内係)』

Confortable(快適) ユニバーサルデザインなど使いやすさ
One to one(もてなし) 年齢に応じた高品質の商品・サービス
Nostalgia(思い出) 商品やサービスを通じてみずからの人生を振り返る
Community(集い) 生涯現役を通し、豊富な経験を生かす
Identity(こだわり) 流行に関係なく自分らしさを追求
Edutainment(学び) 貪欲に新しい知識・情報を求める
Relation(つながり) 孫やペットなどいつも誰かが周囲に
Generation Free(いきいき) 自分自身をシニアと思っていない

オリジナル

妄想。開発してみたいものとして、ピリオンシート、前後サスペンション、Vブレーキ(レバー比)との互換性のあるドロップハンドル用STI(Shimano Total Integration) レバー。デュアルコントロールレバーとも言う。あとはやはりフレーム。
ピリオンシート…ロードレーサー用の軽量かつセンスの良いシートの小型版とでも言うべきか、こういったものをトップチューブに装着。前後2ケ所で台座をボルトオン、シート自体は、規格幅のチタンレールを持ち、脱着可能。なお、このシートは、子供が普段乗っているバイク(18inch自転車など)のシートにマイシートとして流用可。ダウンチューブに装着するステップは折畳式。強度のこともあり、台座はアルミという訳には行かないがステップ自体はモーターバイクに見られる軽量かつ小さめのアルミステップで折り畳みできコンパクトでかっこよく。
フロントサスペンション…コラム付で総重量1.0kg程度におさえる (cf.ROCK SHOX SID−RACEで1.1kg)エアスプリング、オイルダンパー、ストロークは63mm〜70mm程度。左右のフォークの間隔は、MTBの規格より、2cm程度狭くしたいが、2.10サイズのノビータイヤも干渉せずに問題なく履けるサイズとしたい。MTBとして使用する際の泥はけなどはあまり気にしない。そんなドロンコレースに出場させるバイクではないのだ。インターナショナルディスク台座のみの仕様とし、スリム感と、軽量感を持たせる。そもそも700c対応不可であるVブレーキ台座は不要。このこと(Vブレーキレス)から、フロントスタビライザーは細く軽量に仕上げることが可能。
リヤサスペンション…フロント同様60mm〜70mm程度のストロークがあればよい。重いけど見た目にコイルサスが、らしくって良いと思う。軽量に仕上げる為にコイルの巻き取りは5〜6枚ぐらいで十分かと。よくを言えば、ロックアウト機構は付けたい。
STIレバー…将来的にドロップハンドル装着のフルサスツアラーを開発したい。現在のところロード用STIレバーはVブレーキとの互換性がない(無理して付けれないことはないが、大変危険な)為、専用設計が必要。
ボトルケージや携帯エアーポンプのステーなどに違和感なく取付け可能な、軽量かつ剛性の高いサイドスタンド。その他、オリジナルジャージ、パンツ、サイクルキャップ、輪行袋など。

本日40歳

2003年11月6日にとうとう40歳になった。この先10年の生き方を真剣に考えてみよう。はずかしながら、真剣にというのは今回が始めて。今までなんとなく暮らしてきた。正直、今の仕事は嫌いだ。生活する為に一応、会社通いはしているが…。理由は1つ。『だれのタメにもなっていない』。
自分のタメ…いろんな意味で無駄な時間を過ごしている。
家族のタメ…金銭的には家計の足しになっているが、この無気力状態のまま生活することが家族にとって良いとは思わない。特に子供に対してそう思う。いろんな習い事や勉強ができる環境を与えてあげることは良いことだし、それが親としての勤めとも言える。が、自分は父親として今の『背中』は見せたくないし、見て欲しくない。(幸い今は幼少なので見えていないが…)
会社やステークホルダーのタメ…それでも、誰かの為になっているとか、誰かが喜んでくれているとか、ということであればまだしも、今の会社には『ありがとう』という感謝の気持ちはないからね。
さて、ならばということになるが、あれこれ選択肢を持てるほど賢くないので、『脱サラ』ということになるかな…。

商売不向き

嫁から商売不向きと言われ続けている。一体何が不向きで、どうあれば向いているのか?確かに、自分は『商売』とか、『かけひき』という言葉自体は嫌いだ。一方、好きな事はとことんやりとおす自信はある。好きな事=販売業という事があっても全然不思議でないと思うんだけど。

仕事10年毎、区切りがいいところ

87年入社から16年間とちょっと。
次なる区切りの20年目となると、あと3年と4ケ月=40ケ月≒1200日。時間がもったいないので、この1年(365日)で決める。2003年11月6日宣言!

生きてきた証

何かとやってきたよ。自分でも驚くぐらい。たまたま裕福だったのかな。それとも贅沢だったのかな?ここに来て、それら全てをかけて試してみたくなった。『自分がどれほどの人間か』を。今の仕事を適当にしながら次の楽しみを手に入れるという選択肢もあるだろうけど、まっていられなくなってきた。自分のいろんな分野での『器用さ』には自己満足している。反面、世間的には、『どこまで通用するか?』を測るすべが思いつかなかった。何でもよいと思うが、自己完結でき、その上自分で評価ができること、つまり商売がそれかなぁと。

週末起業

11月16日『週末起業完全マニュアル』を読み始めた。といっても1日で読んじゃったけど。書き出し部分から具体例として『自転車修理・販売』が引用され、ポイントとなる事柄が記されている。何と、自分が書き綴ってきた内容とすべてにおいて一致しているではないか!ということは、自分がいかに一般的かということなのだろう(悲)。だだ、今まで書き(思い)なぐってきたことは、起業=退職後起業という固定概念が前提となっていたが、その部分?で、少し考えてみようと思った。よい意味でブレーキをかけてくれたような気がする。果報は寝て待てと言う。寝坊してしまうことが多い昨今。

HP作成開始

03年12月初旬よりHPの作成を開始した。人に聞くよりは自分でと思い、簡単なマニュアル本1,600円と同時に、IBMの『ホームページビルダー8』9,030円也を購入した。子供が寝静まった後、ごそごそとHP作成に精を出す日々が始まった。これが結構、楽しいのだ。通勤電車でマニュアル本を読み、読んだところまでをその夜試してみるという進め方で簡単なトップページまで作成してみた。案外簡単にできるので楽しい。続いて、コンテンツの作成にとりかかっている。

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